以前、BOØWY(ボウイ)のBad Feeling(バッドフィーリング)の弾き方を YouTube で公開しましたが、コメントをよくいただきます。
「シェイクハンドで親指が届かない・・・」
手が小さいからでしょうか? きちんと6弦を親指で押さえられないんですと、そうおっしゃる方からのコメントです。
そうなんですよね。Bad Feeling は、ギターを志した者なら一度はチャレンジする伝説のギターリフ。
ギターを低い位置で構えてシェイクハンド(親指をネックの上から出して、あたかも握手しているようにネックを握る持ちかた)で弾く布袋寅泰さんのスタイルが存分に生かされたフィンガリングなのですが、それが逆に手の小さい方には指が届かないという、リフを練習する前に悲しい現実を叩きつけるリフです。
しかしながら、本当に手が小さいから届かないんでしょうか?
私も決して手は大きい方ではありませんが、十分に指を届かせて弾けています。
届かない方は、もしかしたらシェイクハンドのしかたに問題が?
もしかしたら指を届かせなくてはいけない弦を勘違いしているのは?
と思い、「指が届かない方!諦める前にこれを試して!」という、詳しい握り方解説を動画にまとめてみました。
指を置く順番、置く場所が大事
Bad Feeling は、親指で6弦の5フレット、人差し指で1,2,3弦の5フレットをそれぞれ押さえることになります。
ここで、指を置く順番ですが、人差し指を起点とせず、まず親指を先に置く。その後で人差し指を置く。
そうすることによって、親指優位にでき、親指が届かないということにはなりにくくなります。
また、指を置く位置も大事。ポイントは、人差し指。
親指は5フレットのあたりに、第一関節付近を。
人差し指は、4フレットあたりに、第2関節をそれぞれ置きます。
5フレットを押さえるからといって、指を置く位置を5フレットにする必要はないのです。
4フレットに人差し指の第2関節を接地させ、そこから折り曲げて1,2,3弦を押さえる。
こうすることで楽に親指、人差し指共に押弦できるようになります。
指を届かせるべき弦はこれ
指が届かないというのはどの弦までを届かせようとして届かないと言っているのか?
そもそも届きようがないところまで届かせようとして届かないと思い込んでいるかもしれませんね?
親指は、6弦を押さえ、5弦に軽く触れられる。そこまで届けば問題なし。
人差し指は、1,2,3弦を押さえ、4弦には指先で触れられれば問題なしです。
それ以上指を届かせようとすると反対側の指が届かなくなるという事態になります。
ちょうどよい角度で握る
手首の角度も非常に大事です。
角度によっては指が届きにくくなります。
また、ネックを握るからといって、掌をベッタリとネックにくっつけるのも運指ができなくなる原因。
掌とネックに空間ができるように持つのが基本です。
詳細は動画をご覧ください
・・・と、文章で書いてみたものの、詳しくお伝えするのは難しいものです。
動画をご覧いただければ、大事なポイントを見て確認出ます。
ぜひ、ご覧くださいね。