BOOWY ONLY YOU ギター弾き方のポイント

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ONLY YOU 弾いてみた

BOØWY(ボウイ)の ONLY YOU(オンリーユー)
ロックバンドらしい8ビートで疾走するナンバーでありながら、歌詞をよく聴くとラブソングだとわかる。
純度の高いBOØWYファンのみならず、多くの人々に愛される曲ですよね。

今回はこの ONLY YOU を弾き直してみました。
まずは動画をどうぞ。

なんといっても曲冒頭のアルペジオが難しい

この曲にチャレンジしようとしたみなさん。
冒頭のアルペジオ、難しいですよね!?

テンポが速く、弦を一本ずつ弾くだけでもかなり難易度高い上に、押さえていくコードも初心者にとってはなかなかの難易度。

こういった難易度の高いフレーズをうまく弾きこなすために、取っ掛かりの練習でやってはいけないことがあります。

最初からオンテンポで練習することです。

オンテンポとは、曲のテンポと同じ速さで練習すること。

弾き方、つまり押さえるフレット、弾く弦の順番が覚えられた。よし、曲に合わせて練習だ!

・・・と、覚えたから大丈夫と、すぐに挑んでも弾けるわけがありません。

こういった難しいフレーズは、最初はゆっくり弾いて手に動きをなじませることをします。

そのことを詳しく話している動画があります。

スタジオ録音版とライブ版の違い

ONLY YOU は、スタジオ録音版(アルバムBEAT EMOTION に収録されているもの)とライブ版では、曲のキーが違います。
スタジオ録音盤はEメジャーで始まります。ライブ版はDメジャーではじまります。

ですので、ギターの弾き方が変わります。
スタジオ録音版の弾き方でライブ版に合わせようとするとおかしくなります。逆もまた然りです。

ご自分で弾きたいほうの楽譜を参考にしてください。

■ スタジオ録音版の楽譜

BOØWYのベスト盤、THIS BOØWYは、人気曲が多数 スタジオ録音盤で収録されています。
その楽譜なのでお得感があります。
ONLY YOU は11曲目に収録されています。

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アルバム BEAT EMOTION のバンドスコアです。
ONLY YOU は2曲目に収録されています。
こちらは、ベスト盤には収録されていない曲もありますので、BOØWYの曲、全制覇したい!という方におすすめです。

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■ ライブ版の楽譜

ライブ版は、ライブごとに弾き方が違う部分があります。
といっても、流し聴きしたらわからないくらいの違いです。
どのライブ版を参考にするのかは、ご自分の好きなライブテイクのものを参考にされるといいです。

ライブ版の楽譜として流通しているのは下の3つです。

ちなみに、1224の場合、イントロが他のライブテイクと大きく異なります。ここだけははっきりと違いがわかるはずです。

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そもそも布袋さん自身、細かい部分では微妙に弾き方を変えていました。
おそらく正しく弾くことよりもライブを盛り上げることを優先していたのだと思います。
細かい弾き方にはこだわらずその場のノリで弾き方を変えていました。

そういうところにリスペクトを感じているさめきょうは、いろんなライブテイクの中から弾き方をごちゃまぜにして弾いているところがあります。
〇〇バージョンの弾き方をしなければ・・・などと決めていません。

だからこそ勢いのある演奏ができると思っています。

けれどそれができるようになるには、いろんなライブテイクの弾き方を真似て弾けるようになることが必要。
「CASE OF BOØWYでの弾き方しかできません。」という状態だと、臨機応変弾くことは難しいです。

いろんなライブテイクの弾き方を練習することを、ぜひやってみてほしいなと思います。

音作りについて

以前紹介したGT-1での音作りを使っていますが、イントロからヴォーカルとギターだけになる部分はクリーンサウンド。
それ以降はバッキング用の音で弾いています。
ギターソロは当然ギターソロ用の音ですが、ギターソロ終わってBメロ一巡し分はギターソロ用の音のまま弾いています。

これ布袋さんあるあるですよね。
ギターソロが終わり歌が始まってもバッキング用の音に変えない。

これはステージの前に出てギターソロを弾くので、定位置においてあるエフェクターの切り替えペダルを踏むタイミングが遅れるんですよね。
ギターソロ用の音はバッキング用よりも音量があるので、ギターソロ用の音でバッキングしてしまうとボーカルを邪魔してしまう。リスナーからしたら歌が聴き取りにくくなるわけです。
なのでギターソロが終わったらきちんと定位置に戻ってバッキング用の音色に変える、というのが本来あるべき姿なのかもしれません。

ですが布袋さんは違っていました。

ギターソロが終わってもまだ定位置に戻らない。
ギターソロ用の音色で、ボーカルの邪魔にならないようなバッキングフレーズを見事に弾くんです。

そこに痺れる、憧れるぅ!なさめきょうです。

なので、今回の弾いてみた動画も、ずっと定位置でいつでもエフェクター踏める場所にいるにもかかわらずギターソロ弾き終わってもギターソロ用の音のまま弾いています。

実際どこでバッキング用の音に切り替えるかというと、歌詞で言うところの Under The Moonlight のあたりで切り替えます。
切り替えるときは音が切れているときを狙いすまして切り替えます。
音が鳴っている間に切り替えるとリスナーに切り替えたというのがバレてあまりかっこよくないです。
なので、タイミングよくエフェクターを踏んで切り替える練習も大事です。

そこも見逃さずにごらんくださいね!