伝説のバンド BOØWY(ボウイ)のギターサウンドを BOSS の GT-1 で鳴らそう! 元鮫肌狂子が設定したエフェクターの設定値を紹介しながら、音作りの手順、考え方をお話しています。
※ 2022年12月25日 よりよい音に更新した 設定値 Ver. 2.1 を公開しました。
更新版 BOSS GT-1 で BOØWY っぽい音作り
設定値ダウンロード
動画中でお話した、BOSS GT-1 での BOØWYっぽい音設定の資料はこちらからダウンロードできます。
ダウンロードの前に
- BOSS GT-1 でできる範囲での音作りをしています。完璧なBOØWYサウンドではありません。
- お使いのギター、アンプによっては音の特性が変わります。微調整をしてお使いください。
- クリーン、クランチ、ギターソロ用の基本の音設定のみです。SPX90のヒュワー音は再現できません。
- パッチデータの提供はできません。なぜなら渡邉が使い方がわからないからです。
- 他のマルチエフェクターではどうすればいいか?のご質問にはお応えできません。
- 設定の方法などについては、お答えできません。GT-1の取扱説明書をごらんいただくか、BOSSへお問い合わせください。

動画での解説
設定後の音は動画で確認できます。また設定のときの基本的な考え方などを動画でお話しています。
ぜひ動画をご覧の上で、GT-1 を使用するかを判断されてくださいね。
買ってみて「思ったとおりならないじゃないか!」と言われても、当方では責任をとることができません。
BOSS GT-1

自宅練習から本番ステージまで一緒の頼りになるパートナー
GT-1はハイクオリティなサウンドを、軽くてコンパクトなボディに凝縮したマルチ・エフェクターです。進化し続けるCOSM技術により磨き上げられたエフェクトとアンプでプロフェッショナル・レベルのサウンド・クオリティを実現。さらに BOSS TONE CENTRALから世界のトップ・ギタリスト達が作成したバラエティ豊かな即戦力パッチをダウンロードし、簡単に選んで使うことができます。シンプルで直感的な操作に加え、音色を素早く選ぶことができるEASY SELECT、音色を簡単にエディットできるEASY EDIT機能を搭載。プロ・クオリティのサウンドをソフト・ギター・ケースに入れて手軽に持ち運び、自宅からストリート、スタジオ、ステージまで、どんな場所でも簡単に素早く音色を呼び出して使えます。
BOSS GT-1 プロモーションサイトより
往年の名機、GT-5からの系譜を受け継ぐBOSSのGTシリーズのコンパクトバージョン。
軽くてコンパクトなボディでありながら、GTシリーズのサウンドクオリティはそのまま。
設置性も良く、ステージでの使用でも申し分ない。確かにそうなのですが、機能面では物足りない部分もあります。
以下は渡邉が使ってみての個人的な感想です
良い点
- 音がクリアー。歴代のBOSSマルチエフェクターのファンなら申し分のない音質。
- 直感的な操作性。1時間くらい扱ったら使い方を理解できる。
- とにかくちょうどよい大きさ、そして重量感。持ち運びが楽なのでステージにも使いたくなる。
良くない点
- エフェクトの種類は豊富なのは良いのですが、同時に設定できる数に限りがある。(FX1とFX2にそれぞれひとつの設定しかできない)
- CTL1でのエフェクトの切り替えが、エフェクトON/OFFしか選べない。
たとえばディレイタイムを変化させるといった使い方はできない。 - パッチ(音色設定)をたくさん使用する場合は苦労する。
パッチの切り替えはパッチナンバーを+1する、−1するペダルしかないので複数パッチを使い分けるときは、複数回ペダルを踏むことになり、ステージ上では演奏に集中できなくなるかも・・・
音作りは基本の音が重要
BOØWY時代の布袋さんの音は、大きく分けてクリーンサウンド、クランチサウンド、ギターソロ用のディストーションサウンドの3種類。
この音作りをするときに、基本とする音を決めた上で作っていくというのがとても大事です。
やり方としては、クリーンサウンドをまず作り込んだ上で、歪の量を変えるといったバリエーションを作る考え方で作っていくのが良いです。
そうする理由は2つ。
ひとつは、曲中に音を変えた時に音の性質が変わりすぎると違和感が出るため。
音を変化させても違和感がないように、基本の音からちょっと変えた音にとどめておくのが賢いやり方。
そしてもうひとつは、音作りの沼にハマるからです。
基本とする音がない状態で、それぞれを作っていくと、それぞれの音設定の相性合わせが大変。音を切り替えたときに起きる音の特性のギャップ調整が大変になり沼にハマります。
こういったことを避けるためにも、基本の音を作っておいて、変えたいところだけを変えて設定する。
これが音作りのコツです。